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2004年に上映された『世界の中心で愛をさけぶ』のロケ地のある高松と松山を巡って参りました。
大ヒットから今年ですでに14年が経過したんですね~。早いですよね?
映画の後はドラマにもなりましたよね?
松本朔太郎(大沢たかお/森山未來)と廣瀬亜紀(長澤まさみ)が織りなす80年代の青春恋愛ストーリー♪
当時10代のサク役の森山未來と、アキ役の長澤まさみもこうして今見ると本当に初々しかったですよね?
(ちなみにこの映画には、柴崎コウさんの他にも、なんとここ数年大ブレイクしている高橋一生さんも、サクとアキの高校の同級生役として出演していました!)
そんな恋人の聖地としても知られているセカチュウのロケ地(高松&松山)を今回巡ってみました。
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高松市庵治町
世界の中心で愛をさけぶのロケ地は主にこちらの高松市庵治町で行われました。
庵治の名産は、墓石でも有名な庵治石と漁業です。(町内には沢山の石材店があります。)
ロケ地に選ばれたきっかけとは?
行き方ナビ
庵治町は高松市内の一番北東に位置する町です。
11号線を徳島方面に向かって走ると『庵治・八栗』の看板が出てきますので、
この36号線の看板が出れば、
左に折れます。
そのまま走るとこちらの『庵治』行きの看板が出てきます。
そしてこの『王墓(おはか)』の看板が出れば左折します。
後は道なりに北へ向かって走ります。
途中『高松市庵治支所』の看板や、
セカチュウの看板も沿道に設置されていました。
そして庵治町に入る前に峠を越える為に、大きく右にカーブした山道に入って行きます。
『石工団地』の看板を今度は左に曲がります。
後は道なりに行くと庵治町に入ります。
そして町内に入ってすぐこちらの看板が出てきますので、左に曲がらずに直進します。
すると庵治港に到着します!(海の香りがして、非常に気持ちよかったです。)
私のペットのわんちゃんも一緒に連れてきました。
もしバスで行く場合は、高松駅から庵治行きのバスが出ていますので、
赤い付箋の『庵治農協前』で下車します。
(高松駅から約1時間程度はかかると思います。)
こちらが逆の庵治から高松駅行きのバスの時刻表です。
(1時間に1本しかないので、あなたはこちらのバスの時刻表を確認した上で、セカチュウのロケ地巡りをする必要があります。)
庵治町内のロケ地スポット
①『庵治・観光交流館』
まずはセカチュウのロケ地巡りで最初に訪れて貰いたいのが『庵治・観光交流館』です。ココでロケ地マップをもらう事が出来ます。
(庵治農協前のバス停から目と鼻の先にあります。)
こちらが『庵治・観光交流館』です。
交流館の向かい側に駐車場があります。
こちらが駐車場です。
入口です。
早速ロケで使用された『雨平寫眞館』が見えてきました。
(劇中ではこの寫眞館でサクとアキがモーニングとウエディングドレスを着て、写真を撮りました。)
こちらが『雨平寫眞館』です。ロケのセットの為に作られました。
(明治や大正・昭和初期の非常にレトロな雰囲気が漂う建物です。)
電灯も非常にレトロです。
※なお正面の入り口からは建物内部に入る事は出来ません。
寫眞館の横には、このような庵治石を使った行定監督のメッセージが刻まれた、モニュメントが建立されていました。
そして寫眞館は現在はカフェになっていて、
裏が入り口になっていました。
こちらがカフェのメニューです。
そしてこちらが入り口です。(建物の裏口にあります。)
雨平寫眞館の北側と、西側にはこのように平屋の建物がありました。
北棟の入り口の前にはこのようなメッセージボードがありました。
色とりどりのクレヨンも完備されていました。
(下手に建物内のそこらかしこに落書きをされる危険性もありますので、ならばこういうボードが設置されていれば来訪者の方々も、こちらのボードにメッセージを残す事が出来るので、落書き防止の意味でもよいアイデアだと思います。)
さらに入り口付近の横には、『むすび地蔵』なる庵治石で造形されたかわいらしいお地蔵さんが設置されていました。
(長椅子も設置されていたので、きっとココに座ってカップルが写真をとる事が出来るようになっているのだと推測されます。)
そして北棟に入ると、写真展が開催されていました。
このように室内には、一般の方々の絵の作品が展示されていました。(館内は無料です。)
こちらの絵は小3の女の子が書いた恐らく瀬戸大橋の絵なのでしょうか?(うますぎる!まるで大人が書いた絵のようです。)
こちらは馬の絵の作品です。
(素敵なタッチの絵です。室内に飾れば素敵な空間と化す事でしょう!)
そして北棟と西棟は繋がっていて、
西棟に、セカチュウのロケで使われた、あのサクとアキが2けつしたベージュのレトロなバイクが展示されていました!
劇中ではこんな風にサクとアキが2けつしながら、稲穂が生い茂る田んぼの道を颯爽に駆け抜けているシーンが非常に印象的でした。
私が子供の頃に、こういった感じのバイクがよく走っていたような記憶があります。
(劇中と同じようにフロント部分には、どくろマークのシールが貼られていました。)
反対側から撮影をしてみました。
(※注意書きがなかったので、普通にこのバイクの上にのっかって、撮影する事が出来ると思います。)
バイクのメーターは1577kmー。劇中以外でも、使われていたのかなぁ?きっと中古バイクを撮影に使ったんでしょうね?
さらにセカチュウQ&Aのボードなんかもありました。
質問内容を見るとかなりマニアックすぎる内容です(‘◇’)ゞ
そうだ!主題歌の平井堅さんの『瞳をとじて』も大ヒットしましたよね?
そして館内は、左から日本語、英語、中国語の3パターンのロケ地MAPがおいてありました。
無料で貰えるので、是非あなたもロケ地巡りに役立てて頂ければと思います。
中国語版があると言う事は、アジアからもロケ地巡りで来られているヒトが多いと言う証拠ですよね?
その他に庵治石で作られたコケシやお地蔵さんの置物も、販売用に展示されていました。
こちらは庵治石のワイングラスとビールジョッキと湯飲みグラス。
(高いものなのでしょうか?特別なガラスのケースの中に展示されていました。)
そして展示室を出ると外には、
北棟と同じように、メッセージボードと、
純愛の聖地だけあって、南京錠と、神社のようにおみくじは売っていないにもかかわらず、カップルが願いを書いた紙がこのフェンスに沢山結び付けられていました。
きっと専用にこのフェンスを設置したんでしょうね?
住所:〒761-013 香川県高松市庵治町5824番地4
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
カフェ営業時間:9:30~16:30(16:00 オーダーストップ)
休館日:火曜(※火曜が祝日の場合は開館、翌月曜に休館)
電話/FAX:087-871-1700
②『軒原医院前 市道』
次に私が訪ねたのは、軒原医院前の市道です。
場所は先ほどの寫眞館から徒歩1分圏内の場所にありました。
寫眞館隣のJA庵治支所の手前を⇒方向に曲がります。
そのまままっすぐに東方向に行くと南北を縦に通る裏路地がありますので、
その路地を右に曲がるとすぐに軒原医院があります。
そしてこの軒原医院の前の裏通りが劇中では、律子(柴崎コウ)からの電話を受けた朔太郎(大沢たかお)が雨の中、寫眞館に向かって走るシーンに出てきます。
③『谷商店』
次に谷商店に向かいます。軒原医院の前の道を今度は北へ30秒程歩いた所にあります。
途中に沿道沿いに『庵治郵便局』がありました。
それを過ぎてもう少し北に向かった所に『谷商店』がありました。
この谷商店は、本来は衣料品店なんですが、
劇中では、ショーウインドウに飾っていたウォークマンを、サクとアキが眺めている電気店として出てきました。
サクがこのウォークマンを手に入れて音楽を聴いているシーンがこちらです。
④『浜谷交差点』
次に先ほどの庵治郵便局の前の道を西に行くと、
浜谷交差点に出ます。この交差点の赤の点線の部分に、
セカチュウの撮影期間中は、先ほど紹介した雨平寫眞館のセットが建てられていました。撮影終了後に、庵治観光交流館に移設されたと言う訳です。(観光交流館は、この交差点を左に曲がって1分程歩いた場所にあります。)
浜谷交差点にはこのように寫眞館跡と、電気店(ウォークマン)の案内板が出てくるので、町を南北に走る36号線からでも、谷商店(電気店)に行く事が可能です。
⑤『江の浜海岸』
次に私が訪れたのは『江の浜海岸』です。36号線を真っすぐに北へ車で走らせます。
するとすぐに道が細くなりますので、そのまままっすぐに直進します。
そして小高い峠を越えると『庵治温泉』が見えてきます。
このまま道なりにカーブを降りて行くと、
すぐに江の浜海岸に出ます。(先ほどの寫眞館からは車10分程かかりました。徒歩だ30分程度はかかると思います。)
実際の劇中のシーンがこちらです。
⑥『稲毛島』
さらに江の浜海岸沖に見える赤い矢印の無人島の『稲毛島』は、サクとアキが、友人のボートで1泊旅行に訪れた、劇中では『夢島』として出てきた島です。この島で2人の海水浴シーンが撮影されました。そしてこの夢島でアキが病を発症して倒れます。
私のペットのわんちゃんと、稲毛島を背景に撮影してみました。(非常に気持ちよさそうです!)
⑦『庵治漁港』
次に私が訪れたのは『庵治漁港』です。
先ほどの江の浜海岸へ行く途中の、道が細くなる手前を左に曲がると、
すぐそこが庵治漁港です。
反対側が見るとこんな感じです。
(この方向から劇中では、夢島で倒れたアキを、父親が車で迎えに来たシーンが撮影されました。)
そして庵治漁港の堤防を背景に私のわんちゃんを撮影してみました。
⑧『専修院』
次に『専修院』を訪れました。上記の庵治漁港の突き当りを右に曲がると、
すぐに専修院はあります。
こちらが専修院です。ここでサクとアキが通う校長先生の葬儀のシーンが撮影されました。
向かって左側の門柱には専修院。
右側の門柱には番所(あじみなと)と刻まれていました。
こちらの専修院では、どうやら飲食店を経営しているようです。
さらに敷地の奥を進むと、本宅と銅像が建てられていました。
⑨『皇子神社』
そして専修院の前の道を左にカーブしてすぐの場所にあるのが『皇子神社』です。
神社本殿へと続く石段の入り口です。
誰を奉っているのかは不明です。(案内板の文字が消えかかっていたので。)
おそらく港町なので、海の安全や、大漁祈願の神社なんでしょうね?きっと。
急な階段を登って、
振り返ると庵治の漁港や、五剣山(ごけんざん)を一望する事が出来ました。
そして階段を登りきると、ちょっとした広い敷地があり、さらに本殿へと続く階段がありました。
最後の階段を登ると、こちらが皇子神社の本殿です。お賽銭を入れてお参りをした後に、
本殿から海側を望むと、目的のブランコがありました。
こちらがセカチュウに出てきたブランコです。
劇中では、重蔵と校長の恋について、サクとアキがお喋りをするシーンに出てきました。
わんちゃんも、ブランコに乗って非常に気持ちがよさそうです。
(さすが恋人の聖地だけの事はありますね!)
しかも日本語に交じってハングル文字が!
ココにも!
それもそのはずです。韓国ではセカチュウは、「僕の、世界の中心は、君だ。」で2007年にリメイク版が出ているようです。きっとその影響なんでしょうね?映画やドラマの影響は凄いですね。わざわざ韓国人が庵治まで来るんですからー!
(韓国語でも表記をした方がいいのではないでしょうか?)
南京錠なので、撤去する場合は、フェンスから鍵を切るのも少し大変だと思います。マナーは皆さんきちんと守りましょうね!
ここなら安心して鍵を撤去されずにかける事が出来ます。
皇子神社から屋島や、壇之浦の海を仰ぎ見た写真です。本当にキレイな風景ですよね?
⑩『王の下埋立地』
次に訪れたのは『王の下埋立地』です。皇子神社から徒歩5分圏内です。
神社から西へ向かうと、
『ロケ地 防波堤』の看板がありますので、この看板を左に曲がります。
すると堤防が見えてきますので、ココが王の下埋立地です。
(劇中では、獅子舞やだんじりのお祭りの中をサクが歩くシーンが、この場所で撮影されました。)
⑪『王の下沖防波堤』
そして王の下埋立地から目と鼻の先にあるのが『王の下沖防波堤』です。
(セカチュウで最も印象に残るシーンの場所ともいわれています。)
ロケ地巡りで来ているヒトは私だけで、後は全て釣り人と言う感じでした。
わんちゃんも屋島を背景に堤防で気持ちよくまどろんでいました。わんわん🐶
(ちなみに庵治・観光交流館から堤防までは、徒歩15分圏内と言った所でしょうか?)
⑫『北山地区市道』
次に庵治農協から南へ少し車で走らせると、
左にヤマザキのコンビニがある交差点を左折します。
カーブミラーに「←斎場」の看板のある四差路があります。これを左折してしばらく行くと、
サクとアキがバイクで2けつをしながら、
稲刈り前の市道を叫びながら走り抜ける、あの有名なシーンの場所に、あなたは行く事が出来ますよ♪
⑬『桜八幡神社宮の下橋』
先ほどのカーブミラーの四差路を、東へとひたすら向かった先に、
桜八幡神社宮の下橋があります。
赤の欄干の橋が特徴です。
この橋では、バイクで通学するサクをアキが見つけて、二人乗りするシーンの撮影が行われました。
⑭『高松市庵治支所前市道』
そして『高松市庵治支所前市道』は、先ほどのデイリーの交差点を右折して、
車で約5分程走らせれば、高松市庵治支所が右に見えてきます。
支所の前の市道が、病院からアキを連れ出して、サクと一緒にウルルの空を目指した二人が、タクシーを拾って空港へ向かうシーンに使われた道路です。
松山市のロケ地スポット
愛媛県松山市でも世界の中心で愛をさけぶの撮影が行われました。
⑮『愛媛県庁』
1929年(昭和4年)に完成した愛媛県庁も、映画のロケ地と撮影が行われました。
本当に戦火に耐えて今日に至る非常に素晴らしい洋風建築の建物です!
劇中では、アキが入院する病院の廊下のシーンを県庁内で撮影されました。(病室はセット内での撮影。)
本館2階「玄関ロビー」「県民総合相談プラザ」は、ご予約をいただかなくても、見学することができるようです。
それ以外の施設の見学に関しては、予約が必要です。
⑯『松山路面電車』
「古町」行きの路面電車の走っていた電停や、
松山の路面電車が走るシーンも劇中では出てきます。
まとめ
今回は、庵治町を中心に、世界の中心で愛をさけぶのロケ地巡りをしてみました。
庵治は漁師町で、町内に入ると、なんだか昭和の雰囲気を残す、ノスタルジックなのんびりとした優しい雰囲気に包まれる感覚を覚えました。
セカチュウの行定監督がこの地をロケ地に選んだ理由に納得です!
映画公開から14年が経過した現在でも色あせる事のない『世界の中心で愛をさけぶ』。
あなたも恋人やご夫婦で、セカチュウのロケ地巡りをされてみてはいかがでしょうか?
ギフトのシャム猫
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執筆者:ギフトのシャム猫
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