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今回私は猫と、毎回瀬戸内国際芸術祭のアートの島の舞台になる男木島に行って参りました。島の猫スポット・アクセス・観光スポットをまとめてみました。
私はもっぱらアートではなく猫の方に興味があるので、記事の比重的には猫に関する記事が中心とはなりますが、それでも男木島に行って猫を見つける為に島散策をすれば、自然にアート作品も目に入ってきますので、猫以外にもアート作品も同時にあなたは楽しむ事が出来ますよ♪
※男木島はエサやりは厳禁となっております。必ずルールを守りましょう!猫じゃらしはOKですよ!
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目次
島へのアクセス
男木島は高松港から北に10.1kmに位置している、2017年(平成29年)現在で107世帯163人が住んでいる島です。
(近年島外からの移住者が増えた影響で、休校中であった男木保育所・小学校・中学校が2016年から再開されています。)
そんな男木島へ行くには、高松港にあるこちらの客船乗り場から船に乗って行きます。
客船乗り場からは、その他にも、男木島・直島・豊島・女木島・大島と、瀬戸内に浮かぶ各島々に行く船が出ています。
客船乗り場のすぐ近くには木々が植えられていました。
どうやら香川県の県木オリーブのようでした。
男木島行きの切符は、こちらの窓口から購入します。
料金は往復で大人1,020円。非常に安かったです。
乗り場は第一桟橋から出航します。
高松港はこのように非常にキレイに整備されていました。
向かい側の桟橋には、小豆島行きの大型フェリーが出ていました。
めおん2について
一方の男木島へは、こちらのかわいらしい船「めおん2」に乗って行きます。
船内はこんな感じで、座席が48席と、
雑魚寝スペースがありました。その他、外には展望デッキもありました。
時刻表と所要時間
ちなみに高松港を出港すると、女木島経由で男木島に行きます。
出航から到着まで
高松港を出港!(この日は非常に良いお天気でした!)
まず最初にめおん2は、女木島に寄港します。
女木島港の港湾施設は非常に立派ですよね?
さらに注目して貰いたいのが、港の防波堤の先端に立つ石造です。
実は女木島は、鬼ヶ島伝説のある島で、鬼が住んでいたと言われる洞窟のある島です。
(よってコレはこん棒を持った鬼のモニュメントなんです!)
そしてこちらが男木島です!
男木港が近づいてきました。
(ほとんどの集落は、この港周辺に密集している感じでした。)
男木島に到着!
男木交流館について
ちなみにこちらの建物は、【男木交流館】と呼ばれています。
瀬戸内国際芸術祭2010で、スペインの芸術家、ジャウメ・プレンサ氏の作品『男木島の魂』です。
チケット売り場の他に、食事・お土産・レンタサイクルの貸し出しを行っている交流スペースになっています。
ちなみに建物の屋根の部分は、貝殻をイメージして作られていて、8つの言語の文字がデザインされています。
(いわゆる建物自体がアーティスティックな構造になっています。)
島内の飲食店&宿
男木島島内では以下の通り、飲食店や民宿や旅館がいくつかあります。(ベーカリー&カフェもあるようです。)
男木交流館の向かい側にあるこちらのお店は、お酒や雑貨を扱う唯一の商店でした。
こちらは、私が猫の散策を行っている途中で見つけた民宿【さくら】。
(平屋の建物の壁が、アートになっていました。)
こちらは男木島cafe【TACHI】。
アイスコーヒーは300円。モーニングは400円で食べる事が出来ます。
こちらの【Dream Cafe】は、恐らく瀬戸内国際芸術祭の開催中のみOPENのお店のようです。
アート作品
男木島では、瀬戸内国際芸術祭の開催OFFの時期でも、アート作品を楽しむ事が出来ます。私が見つけたその一部をご紹介致します。
オンバ
「オンバ」とは、乳母車の事です。男木島は細い坂道が多いので、お年寄りは、このオンバが欠かせません。そんなカラフルにペイントを施したオンバを、島ではあちらこちらで見つける事が出来ます。
(時にはカラフルオンバを押すおばあちゃんの姿も見る事が出来ます!)
男木島 路地壁画プロジェクト「wallalley」
男木島の路地を歩くと、こんな風にカラフルにペイントされた壁をよく見かけます。
(これらも島のアート作品の一部になっています。)
具体的には、眞壁陸二氏の「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」と呼ばれるアート作品です。
(島で集めた廃材に、様々な風景のデザインを描いて、民家の外壁に設置した作品になっています。)
なんだか日本の島ではなく、地中海に浮かぶ島の景観のように見えますよね?
歩く方舟
こちらは男木漁港近くの海岸で見つけた山口啓介氏のアート作品『歩く方舟』です。
(旧約聖書に出てくるノアの方舟からヒントを得て制作された作品です。)
青い空と海と、白い雲の色に非常に溶け込んだ作品です。
帆舟が海を渡ろうとしている様子を視覚化した作品になっています。
観光スポット
男木島の観光スポットをいくつかご紹介致します。
(基本的には、男木港から徒歩で行ける範囲内に観光スポットが点在していました。)
豊玉姫神社
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀った神社です。
豊玉姫命は神武天皇の祖母にあたる人です。島では、「玉姫さん」と呼ばれて親しまれている神社です。
(子孫繁栄・安産・縁結びの神様として有名な神社だそうです。)
こちらが本殿です。
こちらが本殿横にあった鐘撞堂です。
神社へ続く階段から見下ろした男木島の集落と、瀬戸内海の風景は最高にキレイでした!
神井戸
こちらの井戸は、日本神話の『記紀』に記された、山幸彦と豊玉姫が出会った井戸と言われています。(今でもこんこんと湧き水がたたえられています。)
男木島灯台
私はこちらの灯台には行っていませんが、島の一番北に位置している灯台です。
(男木島港から歩くと約30分程度はかかるようなので、レンタサイクルを借りた方がいいかもしれません!)
男木島灯台は、1895(明治28)年に建てられた灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれています。(全国的にも非常に珍しい、総御影石で造られています。)
隣接している「男木島灯台資料館」では、全国の灯台や海上保安庁や、男木島の歴史などに関する資料が展示されています。
猫のスポット
男木島の猫スポットをご紹介します。
男木港
私が行った時は男木港には猫を1匹も見かけませんでした。
豊玉姫神社近くの民家
豊玉姫神社へ続く階段を下りた所の民家に、非常に多くのニャンコが集まっていました。
(ひょっとしたらこのご自宅で飼われているのかもしれませんよね?)
神井戸
神井戸のすぐ近くにも1匹見かけました。
Cafe TACHI
Cafe TACHI近くにも1匹見かけました。
ハチ割れニャンコ。
男木漁港
しかし猫が一番多くいたのは、男木漁港付近のエリアでした!
こんな風に、色々な毛色の柄の猫がいました!
私が歩いているとこのように、大名行列のように列をなして、一緒に歩いてくれました。(きっと私がエサをくれるもんだと思っていたのに違いないです!)
行儀よく堤防のコンクリートの上に座ってエサをせがんでいました。
(しかしエサやり禁止なので、ここは我慢のしどころ。エサは一応持ってはいましたが、一切あげませんでした。😢)
まとめ
その一方で、人口約163人の男木島では近年、人口を上回る約200匹以上もの野良猫が居ると言われていて、増え過ぎた事によって糞尿や、農作物への被害が出るようになり、住民からは苦情が出るようになりました。
そこで高松市の動物愛護団体によって、2016年に全200匹に対して不妊手術を行ったようです。その影響で2016年以降、男木島では猫の数が急激に減っているようです。
(他のブロガーさんの記事を見ても、「以前に比べて猫が減っている。」とか、「猫があまり居なかった。」などのコメントを多く見かけました。)
よって男木島に猫目的で行く場合は、猫が全く居なくなった訳ではありませんが、以前行った頃に比べると、物足りなさを感じるかもしれません。(初めて行く人もしかり。)
ただ男木島はアートの島なので、瀬戸内国際芸術祭の開催OFFの時期でも、島には沢山のアート作品や、カフェがあるので、猫以外にも楽しむ事が出来るスポットが沢山あります。よって、一度は行ってみる価値のある島です!(高松港から約40分で行く事が出来ますし。)
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執筆者:ギフトのシャム猫
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